ロボットを活用したシステムやラインを稼動させるために、何より重要なのが電気回路です。トライエンジニアリングの電気技術は、駆動・制御に必要な電気回路を様々な仕様に合わせて設計・製作し、電装工事までを一貫して行う専門部署。工事後には試運転、検証を行い、稼働状況を確認した上でお客様に引き渡します。
電気技術課課長の草壁信之は「私たちの強みは、オリジナルの電気回路を製作するノウハウを持っていること。ロボットの先端にマウントするツールごとに最適な回路を開発することで、独自の制御が可能になります」と話します。また、仕様の検討段階から現地で稼動するまで、全てを把握しているのも電気技術の特徴。そのためお客様との意見交換を行う機会も多く、そこで得た情報を新たな製品開発にフィードバックしていきます。
ロボットヘミングシステムはもとより、ロボットマシニングシステム、ロボットレーザーカッティングシステムなど、トライエンジニアリングが提供するシステムが拡大すると、電気技術においても新しい知識や情報の蓄積が求められます。草壁は「絶えず研究を続けなければなりませんが、その分スキルアップにもつながっていると実感しています」と言います。
また、同じく電気技術課の荒川敬紀は「検証段階で期待した動きをしなかった場合は、徹底的に原因を探ります。複雑な回路だけに時間が掛かりますが、その経験が次の回路設計に活かせるはずです」と思いを語ります。トライエンジニアリングが送り出すシステムの品質は、全員で高め、そして守る。こうした姿勢は、電気技術はもとより、あらゆる部署で貫かれています。